この記事では小規模保育園で2年間働いた私が感じたデメリットについて解説しています。
小規模保育園に興味がある方はぜひ参考にしてください。
▼前編では小規模保育園の特徴と働くメリットを解説しています。

- 小規模保育園のことが知りたい方
- 小規模保育園に働いた時のメリットやデメリット知りたい方
小規模保育園で働く5つのデメリット
- 人間関係が密
- 休みが取りづらい
- 園庭がない
- 幼児保育ができない
- 役職が少ない
人間関係が密
せまい保育室で毎日顔を合わせて仕事をするので、同僚の良いところも悪いところもよくみえます。
自分は人間関係良好であっても、他の保育士達がトラブルを起こすと目についてしまい、雰囲気が悪くなることもあります。
職場のコミュニケーションは仕事の話を中心にすることを心がけ、親密な人間関係になりすぎない事が長く働いていく秘訣かもしれませんね。
休みがとりづらい
保育士の人数が少ないので、急な休みをとると他の保育士の負担感が大きくなります。
私は体調不良などで急なお休みをしたい日も休みたいと言いいにくいので、つらいと感じる事がありました。
また、保育士の数が少ないので土曜保育の当番などは頻繁に回ってくることもあります。
園庭がない
小規模保育園は園庭がない場合が多いです。
お散歩は公園や系列の大規模保育園に行くので、歩いていくリスクがあります。
乳幼児は歩きたくないと座り込んでしまったり、手を繋ぐのも嫌がることが良くありますよね。
そのような面では、お散歩の度に労力がかかります。
雨の日は戸外に出るのも難しく、1日中保育室で過ごす事もあります。
狭い保育室で遊びがマンネリ化しないように活動内容などに工夫が必要ですが、保育室も狭いのでなかなか難しいです。
幼児保育ができない
乳児保育を続けていると、幼児保育をしたくなる時もあると思います。
しかし、小規模保育園に勤務している場合に幼児クラスを受け持つためには転職が必要になります。
ちなみに私が働いていた小規模保育園は大規模保育園の系列園でした。
希望すれば大規模園で幼児保育もできる環境だったので、すべての年齢の保育を経験したいと考えている方にはこういった保育園を探してみる事をおすすめします。
役職が少ない
主任やリーダーの役職につける人数が限られているので、手当などの加算が期待できずその分はお給料が少ないといえます。
また、キャリアアップしたいと思っても役職が空く可能性が低いことはデメリットになりますね。
その他の基本給などのお給料については大規模保育園とも変わらない水準でもらうことができます。
まとめ
前編後編と小規模保育園について紹介しました。
実際に2年間働いた私にとっての小規模保育園での保育は、子どもたちとのかかわりが深く大規模保育園では味わえない子どもとの関係性を築くことができて楽しかったです。
具体的に言うと、大規模園で働いている時は集団での活動を優先して、早く子ども達を動かそうと声掛けをすることが多い私でした。(早く。急いでね。もう行くよ。など)
小規模保育園では子どもの甘えや気持ちの切り替えを見守り、待つことができる環境でした。
子ども達の気持ちを受け止めて共感することで、信頼関係が深いものとなっていく事を実感できたという事が1番勉強になった点です。
デメリットもありますが、小規模保育園に興味がある方はぜひ働いてみる事をおすすめします!