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保育士試験の造形は美術的なクオリティを求められるわけではありません。
課題の条件を満たし、保育の状況をイメージできること。
イメージを絵で表現できることが求められる試験です。
この記事では造形の試験で人物を描くための注意点とコツを解説していきます。
私は独学で勉強して実技試験を合格していますが、絵を描く専門家でありません。
この記事で紹介するちょっとしたコツを知るだけですごく上達することができたので、試験対策の参考にしていただけるとうれしいです!
▼過去問と色鉛筆について詳しく書いた記事はこちらです

合格した絵をみて、まねしてみる
インターネットで合格した絵を検索
試験に合格した絵ってどんなものか、気になりますよね。
私は絵を描き始める前に、合格した絵をたくさん見ました。
調べ方は、インターネットで「保育士試験 造形 合格」あたりのキーワードで画像を検索します。
合格した絵がたくさん出てくるので、イメージをつかみます。
めちゃくちゃ上手な絵もでてきますが、参考にならないのでスルーしてOKです。
「これなら自分でも描けそう!」と、モチベーションが保てる範囲でいろいろ探してみましょう!
まねをして描く
ネットで検索した絵の中で、まねできそうな絵をいくつか選んで、同じようにかいてみました。
上達を感じるまで、何度も同じ絵を描くのがおすすめです。
何度も描いていると、慣れてきてだんだん上手に描けるようになってきます。

自分でも描けそうだなと、自信がついてくるまで繰り返しました。
描く時の3つの注意点は?
なんとなく絵が描ける自信がついてきたら、オリジナルの絵を練習開始です。
私が意識して注意したのは3つのポイントです。
- 『うすだいだい色』で下描きをする
- 棒立ちの人物は描かない
- 人物の表情、ポーズは全員変える
『うすだいだい色』で下描きをする
下書きをしないで絵を描き始めてしまうと、後から体のバランスや体勢などが直せないので必ず下描きをしましょう。
黒や茶色など、濃い色で下描きすると後から消えずに仕上がりが汚くなってしまいます。
うすだいだい色で下描きすると完成の時に下描きが見えなくなり、きれいな仕上がりになりますよ。
棒立ちの人物は描かない
正面を向いて立っているだけの人物は、子どもが描いたの絵のような印象があります。
正面を向いている場合でも、活動をしている様子がわかるように表情や手足に動きをつけるように意識して描きましょう。
人物の表情、ポーズは全員変える
人物の表情やポーズは全員変えましょう。
表情やポーズが全く同じ人物が描かれていると不自然になってしまいますね。
口、目、手足で変化をつけるだけで絵の印象がとっても良くなります。
人物を上手に書くための6つのコツとは?
絵の主役である子どもや保育者。
コツをつかめば、人物の絵も必ず上達します。
初めから全部はできなくて当たり前。
1つずつできるように練習すれば大丈夫です。
- 大きく描く
- 保育士と子どものキャラをつくる
- 保育士と子ども(年齢別)を描き分ける
- 表情4パターンを描けるようにする
- 黒を使わない
- 正面だけではなく、横向きも練習
大きく描く
人物は絵のメインなので構図の中でできるだけ大きく描くのがコツです。
活動中の躍動感など、体の動きを表現して描くのは難しいですね。
まずは関節を意識した棒人間で描いてみましょう。
歩く、走る、座る、しゃがむなど棒人間で書いてみて、少しづつ線の幅を太くしていくと描きやすいです。
ネット検索してお手本を見つけて、真似して描くこともおすすめですよ。
真似して描くときも、棒人間で全身を下書きしてから描くようにしましょう。
保育士と子どものキャラをつくる
保育士1名、子ども3名のキャラを作ります。
キャラをつくっておくと、髪形や服装を考える時間を省略することができて時短になります。
私の場合、同じ子どもを想定して各年齢で描き分けられるように練習しました。
0歳以外は頭と体のバランスをアレンジするだけで年齢違いに見せる事ができます。
練習が順調にすすんで試験までに余裕があれば、保育士2名子ども4名のキャラを考えておくと安心です。
保育士と子ども(年齢別)を描き分ける
保育士と子どもの描き分けるコツは頭の大きさと、顔の形です。
大人は子どもに比べて体に対して頭が小さく首が長いです。
また、大人は子どもに比べて顔が縦長です。(子どもは丸顔で頭が大きい)
顔を描くときに十字に線を引いて、縦横の比を意識すると描き分けができるようになります。
0歳児を描くときは首は不要で手足は短く、思い切って丸々と描くとかわいい赤ちゃんになります。
(0歳は出題の可能性が低いので、練習の優先順位は下げても大丈夫です)
表情4パターンを描けるようにする
笑顔、楽しそう、怒る、泣く4パターン描けるようにしましょう。
4パターンできれば同じ活動中でもそれぞれの気持ちを表現できるようになります。
過去問から楽しく活動している条件が多いので、楽しい表情は目や口の形でアレンジして絵の中の子ども達が同じ表情にならないようにするとよいですね。
黒を使わない
黒は使わず、茶色や灰色で描きましょう。
絵の印象が暗く、寂しい印象になってしまうからです。
髪や縁取りを茶色で描くと、明るく楽しい雰囲気が伝わる絵になります。
正面だけではなく、横向きも練習
正面以外に横向きや後ろ向きに近い角度を描けると便利です。
かなり難易度が高いので、お手本の絵を探したり関節を意識した棒人間から描いてみましょう。
練習すれば必ず描けるようになります。
まとめ
造形の実技試験で人物を描く時の注意点とコツを解説しました。
絵の練習は量をこなせばよいのではなく、コツを抑えるのが大切。
紹介した注意点やコツを意識してたくさん練習してみて下さいね。