30代、子育て中、専業主婦、知識ゼロ。
こんな私でも、2回の受験で保育士試験に見事合格しました。
現在40代、保育士10年目になります。
この記事では保育士試験と学校へ通学する2種類の方法を解説していきます。
これから保育士資格を検討している方へ、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
保育士資格を取る2種類の方法は独学か通学
保育士資格を取得するには2種類の方法があります。
- 保育士試験に合格する
- 保育士資格がとれる学校を卒業する

私は保育士試験で資格を取りました
保育士試験に合格
筆記試験と実技試験からなる保育士試験を受験して合格すると保育士資格をとることができます。
保育士試験の受験資格は短大卒業程度ですが、いろいろ細かく設定されているので必ず確認してから勉強を始めてください。
子育て中の主婦だった私にとって、保育士試験で資格をとることで色々なメリットとデメリットがありました。
子育て主婦が保育士試験をうけるメリット
- 自分のペースで勉強時間が決められる
- 費用が安い→途中で挫折しても失うものが少ない
- 資格取得までの期間が最短6か月
子育て主婦が保育士試験をうけるデメリット
- 1人で勉強していると、これで合格できるのか?と不安になる
- 今日は疲れたからやらなくていいかな。と、勉強を後回しにしがち
- 実技試験対策が難しい
子育て優先で時間がない。
主婦なのでお金がない。
勉強も好きではないから、合格できるまで勉強を続けられるのかわからない。
当時の私には、独学で資格取得を目指するメリットがとても魅力的に感じました。
夫に保育士の勉強を始める決意を伝える勇気もなく‥‥
すごいネガティブ(笑)
しかし、保育士試験について調べていると

私でもできるかも⤴
という思いが強くなりました。
保育士試験について(令和7年1月現在)
- 筆記試験と実技試験の2段階
- 筆記試験は「保育原理」「教育原理および社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」「保育の心理学」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」「保育実習理論」の8つの科目がある
- マークシート形式(1問1答ではない)
- 各科目6割以上の得点で合格
- 全科目で合格すると実技試験に進める
- 実技試験は、保育実習実技に関する試験で、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3分野から2分野を選択する
マークシートで6割得点すれば合格できる!
しかも、8教科は科目ごとの合格です。
勉強が間に合わなければ次の試験にまわしてもよいのです(3年以内)。
それならできそうな気がしませんか?
夜中にこっそりパソコンから当時最安値の通信講座に申し込みをした私でした(現在閉鎖されている通信講座です)。
ちなみにデメリットの不安や勉強時間の確保、実技試験もなんとかクリアできたけど、長くなるので別の記事にしていきますね。
保育士資格が取れる学校を卒業して保育士になる
4年制大学、短大、専門学校など保育士の養成学校を卒業すると保育士資格を取ることができます。
子育て主婦が学校に通うメリット
- 授業を受けることで、勉強を計画的に進めることができる
- 実習があり、保育士の仕事のイメージをもちやすい
- 実技を習うことができるので、心強い
- 学校で勉強中は家事育児に追われない
子育て主婦が学校に通うデメリット
- 時間の拘束が長く、学校のプログラムに合わせて勉強を進めなければいけない(卒業まで2年から4年かかる)
- 学校は若い学生が多く、気が引ける
- 独学に比べて費用が高い
- 課題などを家でやる時間が作れるかわからない
資金が無かった私は学校で勉強する選択肢はありませんでしたが、勤務先の保育園には30代以上でも通学して資格取得を目指している方が実習に来ることもあるので、学校によっては若い子ばかりではないのかもしれません。
自分で計画的に勉強することが不安だったり、学校で他の人たちとともに勉強を頑張りたい人には通学が良いと思います。
まとめ
子ども達が寝ている間に自分で時間を作って勉強したい。
お金がかかるのは困る。
こんなふうに考えている方は独学での勉強がおすすめです。
頑張り次第で十分試験に合格できます。
ちなみに私は保育士資格を取るまでの2年間に、保育士試験の受験料を足しても5万円くらいの費用しかかかりませんでした。
しかし保育士として働き、保育士手当や処遇改善手当など、『保育士資格があるからこそもらえる手当』という形で、数か月で費用以上の報酬を得ることができました。
独学、通学のどちらにもメリットとデメリットがあります。
試験勉強は自分に合った方法を選んでください。