保育士が連絡帳で保護者と信頼関係を築くための3つのポイント

連絡帳を書くのが苦手で時間がかかるという保育士さんは多いのではないでしょうか?

私も保育士1年目のころは何を書いていいのか思い浮かばなくて、毎日必死に連絡帳に書く内容をしぼりだしていた記憶があります(笑)

この記事では保育者が連絡帳をつかって保護者と信頼関係を築くために知っておきたい3つのポイントについて解説しています。

連絡帳を書くのが苦手な保育士の方へ参考にしていただければうれしいです。

▼連絡帳の基本的な役割を解説しています

保育士としての連絡帳の使い方と書くときに意識したい2つのポイント

保護者の考え方を理解する

親から子どもに対しての共通する思いとは

「わが子が1番」

という事です。

私は保護者とコミュニケーションをとる時に、必ずこの思いを頭の片隅に意識しています。

もっと言うと

「自分の子を一番信じている」

「自分の子が正しい」

こういった感情はもちろん私にもあるし、親として当たり前です。

子どもの行動を困りごとのように伝えてきたり、子どもに対して不満をいう保護者も言葉の裏には常にこの思いがベースにあるんですよね。

子どもが悪い事をしたり、かなしい思いをしたエピソードを選んで連絡帳に書くのはおすすめしません。

たとえ事実でも。

連絡帳に書く内容は親と同じ目線で、その子が主人公のストーリーを書くようにするのがおすすめです。

子どもの成長を感じたり、楽しく活動しているエピソードを選んで保護者に伝えましょう。

保護者が受け入れやすい書き方を意識する

トラブルなどの報告は口頭で伝えたいものです。

たとえ真実でも、保護者が受け入れたくない内容を連絡帳の文字だけの報告で済まそうとすると保育者や保育園に対して不信感につながるリスクが大きいです。

保護者が共感できないエピソードは、受け入れてもらえないこともあります。

しかし事情があって連絡帳に書く場合は注意が必要です。

保護者が受け入れやすい書き方を意識して文章を考えましょう。

園で気になったことや出来事の内容は前後関係や背景をしっかり洗い出し、子どもの行為を否定的にとらえるのではなく寄り添った内容で報告をします。

たとえば『お友達からおもちゃを無理やり取り上げて、たたかれた』といった出来事があった場合、

保護者が受け入れやすい書き方

保育室で遊んでいる時、○○君は人気のおもちゃの順番待ちをして待っていました。

お友達に何度も貸してと伝えていたのですが、最後は我慢できなくなって取り上げてしまいました。

お友達にたたかれて悲しそうにしていましたが保育者が間に入って気持ちを伝えあい、最後はお互いに納得して仲良く遊ぶ事ができました。

保護者が受け入れにくい書き方

友達のおもちゃを無理やりとってしまい、たたかれて泣いていましたが特に怪我はありません。

同じ事実でも悪い例の報告だけでは、言葉が足りないうえに保護者としてはわが子が悪いと言われているようで受け入れにくいと感じますね。

同じ状況を説明するにも、書き方を工夫するだけで保護者との関係性がちがってきます。

日ごろから保護者との人間関係を大切にする

連絡帳の内容を保護者に伝わりやすくするために、日ごろからの信頼関係を築いておくとよいです。

好感をもっている人の文章は、好感をもって読めますよね。

逆に日ごろのコミュニケーションがうまくとれていない場合は、文章が否定的にとらえられたり小さな誤解が生じやすいです。

小さな誤解が積もって、最後にはクレームとして爆発してしまうこともあります。

フリュイ
フリュイ

保護者との日常のコミュニケーションはとても大切ですね!

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