慣らし保育って何をするの?
何日間必要なの?
こんな不安を感じているママパパ、多いのではないでしょうか。
初めての保育園。
入園前の面談で
『慣らし保育どうしますか?』
『職場復帰はいつからですか?』
と質問されますよね。
私の周りでは4月1日から保育園に子どもを預けて、職場復帰までほんのちょっとだけ自分の時間が作れる!
と期待していたのに

慣らし保育の期間が長くて、全く1人時間が作れない
と残念がっているママもいました。
この記事では保育園の慣らし保育について解説していきたいと思います。
慣らし保育は必要?
『慣らし保育』という名前。
- 保育園の生活に慣れるためのもの?
- 子どもが慣れるために必要そう。
なんだか説得力のある名前ですね。
慣らし保育とはそれまでお家で保護者と過ごしてきた子どもの生活環境を、負担がないように少しづつ保育園の生活に適応させるための期間です。
園によってやり方は様々で、親子登園や子どものみ短時間保育からのスタートとなります。
期間は長くて2週間程度が標準的。
保護者の仕事復帰のスケジュールに合わせて個別に調整していきます。
慣らし保育をすれば絶対子どもがスムーズに園の生活に慣れるかと言えばそうでもなく。
結局は子どもの性格次第です。
- 初日から全然大丈夫な子
- 慣らし保育の効果で良いペースで園生活に慣れていく子
- 2週間たってもごはんや水分がとれないし、ずっと泣いている子
毎年いろんなお子さんが必ずいます。
2週間の慣らし保育中にずーっとごはん拒否で、結局そのまま1日の長時間保育に突入する子も珍しくないです。
ちなみに保護者の勤務環境によっては、慣らし保育なしで初日から1日保育の子どももいます。
どんな子でも、保育園の生活を安心して過ごせるように保育園側が対応すれば少しづつ困りごとは解消されます。
10年間みてきました。
必ず1か月後には全員の子どもがご飯も食べるし泣かずに遊べるようになっていますよ。
慣らし保育で何をするの?
慣らし保育では、保育園生活に慣れる事が目的です。
登園後、ママパパと離れた子どもは不安で大泣き。
保育士は子どもの気持ちを受け止めつつ、抱っこしたり遊びに誘い、子どもとの信頼関係を築いていきます。
特に0歳、1歳児クラスの4月の保育室は子ども達の泣き声の大合唱。
担任以外の先生にもヘルプで入ってもらい、職員総出で子ども達を抱っこしています。
ママパパがいなくても泣かないで過ごせる時間を作れるようになったら、保育園で食事やミルクをとれるようにしていきます。
園で食事やミルクがとることができると、慣らし保育の大きな目的はほぼ達成となります。
その後は保育時間を徐々に伸ばして、通常保育に近い生活をすごします。

慣らし期間に子どもが泣くのはあたりまえ。
降園後は短い時間でも保育園で過ごせたことを、思いっきりほめてあげましょう!
慣らし保育中に気を付けたい事
生活環境の変化から、精神面体力面合わせて子ども達はとても疲れています。
風邪などひいたことがなかった子どもも、体調不良になることがとても多い時期。
お家での様子や、体調面で気になることがあれば小さなことでも保育園に伝えてください。
また、『子どもがなかなか泣き止まない。』『ご飯を全く食べない。』と担任から伝えられても、保護者が落ち込む必要はありません。
新しい環境への適応スピードは、子どもの性格や保育園の環境によって大きく違います。
保護者から離れた環境に2週間ですっかり慣れなくても何の問題ないです。
卒園するとき、『入園した時はずっと泣いていたんだよ』と笑いながら子どもと話しているママパパがたくさんいます。
集団生活への第一歩となる慣らし保育。
保育園と協力して、一緒に子どもの成長を応援していきたいですね!